トム・クルーズとLD(学習障害)
についての検索が最近多いので、載せておきます。



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「私は失読症です」

トムクルーズは様々なインタビューで自身が学習障害
(Learning Disability 以下「LD」)であるということを
告白しています。


***** LD(学習障害)とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、
聞く、話す、 読む、書く、計算する又は推論する能力の内、
特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものです。
例えば・・・トム・クルーズの場合は、「耳から聞いて理解する」事は出来るのに、
教科書や黒板の字を見て理解する事がとても困難な失読症(難読症)
というハンデを抱えています。
彼は「聴覚優位」なタイプの人ですが、逆にうちの王子のように
「耳から聞いて理解する」のは苦手なのだけど、
絵や字を見て理解する方を得意とする「視覚優位」なタイプもあり、
個々によって様々にパターンは変わります。*****


「子供の頃はすごい孤独だったし寂しかったよ。
なぜかって?
字が読めないから周りの連中にからかわれ、いじめられてたんだよ。
だから、子供の頃の私はすごい内気で静かな少年だったよ。」

彼が失読症(Dyslexic)と診断されたのは
彼の記憶によれば「たぶん7歳の時」。

「一生懸命文章を読んだけど、読み終わった後にはほとんど何も
記憶に残らないんだ・・・。
自分に失望し不安を感じ常にストレスを感じていたんだ。
字が読めない自分を恥じていたしね。」

「小さい頃の夢は飛行機を操縦することだったよ。
世界中を飛びまわりたいと思ってた。」

そんなトムクルーズに小さな頃の夢を叶えるチャンスが訪れたのは
彼が22歳の時。

「『トップガン』の作成に入ったとき『子供の頃の夢が叶う!』って
真剣に思った。
これは真剣に取り組むべきだと考えて、
パイロットになる訓練を何回か受けたんだ。
でも、その夢はもろくも消え去ったよ。」

なぜ彼の夢は叶えられなかったのか? ・・・全てはLDのためでした。

「皆が聞くんだよ。『トムどうしたんだ?』ってね。
私は『忙しくて時間が取れないんだ』って答えてたよ。
でも実際は学べなかったんだよ。
時間の問題ではなく、講義で受けたこと、本で習ったことを
覚えられなかったんだ・・・。」

子供の頃からLDである事を隠し続けてきたトムクルーズ。
何回か転校を繰り返していたが、
その度LDであることを隠そうとしていました。

しかし、授業でLDであることがばれてしまう・・・。

子供の頃のつらい体験が、大人になっても忘れられることが出来ず
つい隠してしまう。
しかし、そんな彼にも心から信頼できる仲間がいました。

「いつもお母さんと3人の姉妹と遊んでいたよ。」

トムクルーズにとっての一番の理解者であり友達は家族でした。
「お母さんは当時3つの仕事を掛け持ちしてたよ。
それに僕たちの世話もきちんとしてくれたんだ。

『トム。あなたはすごい才能と可能性を持ってるわよ』
『決して諦めちゃだめよ』って、いつも励ましてくれたんだ。
宿題や勉強も根気よく付き合ってくれたよ。」

幾度かの転校・引越しを重ねて最終的にトムクルーズはLAに辿り着きました。
それは役者になるため・・・。
LDというハンデを抱えていたにもかかわらず
トムクルーズの役者への道は順調でした。
そして、1986年「トップガン」を製作。

「撮影のときふと思ったんだ『俺何やってるんだろ?』って。
役者になる夢は叶えたけど、自分が抱えている問題は解決していない。」

・・・と思ったトムクルーズは同じく1986年に
Scientologist(宗教をベースとした学問の学者)になりました。
トムクルーズはパイロットになる夢を叶えるよりも、
まず自分のLDとLDに対する姿勢を変えようと決意したのです。

Scientologyを学ぶことにより
「自分が学びたいと思ってた全てのことが習得出来ることに気づいた」そうで、
現在彼は、非営利組織のHollywood Education and Literacy Project
(H.E.L.P)の一員としても活動しています。

トムクルーズは言う。
「子供たちに私と同じ道を歩んでほしくはない。
本を読む、字が書ける、言葉を理解できるように
問題を解決する手助けをしたいんだ。」

最後のほうの表記(エピソード)は少しあいまいになっているそうで、
トムクルーズはトップガンの撮影時に友人から勧められた本を読み
Scientologyという学問を知り、学び始めScientologistになりました。
LDの問題を克服した後、パイロットになるための免許を取得したかは不明です。
また、Scientologyを学ぶことにより「なぜLDを克服出来たのか?」も
詳しく分かっていないそうです。

 

 **** 上記の文章(トム・クルーズの生立ち)については
 http://2.csx.jp/~counselor/column3 より
 引用させて頂きました。*****


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「子供たちに私と同じ道を歩んでほしくはない。
本を読む、字が書ける、言葉を理解できるように
問題を解決する手助けをしたいんだ。」

・・・この言葉通り、彼は私財から
LD児の為の学校(療育施設)を創ったり・・・と
現在も福祉活動にも、とても熱心に取り組まれています。

私は俳優としてだけでなく、
人間的にとても立派な方だと思い、尊敬しています。


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